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AIネイティブSESとは。

AI活用を“前提”に設計された、SESの新しい形。従来のSESと何が違うのか、エンジニアが市場価値を上げるために何を見るべきかを、自社でAIエージェントを使って会社を動かしている立場から書きます。

解説 / AIネイティブSES2026.06.19約4分で読めます#AIネイティブSES#SES#生成AI#キャリア
— この記事でわかること —
  • AIネイティブSESとは、AIを“使う案件がある”SESではなく、働き方そのものにAIが組み込まれたSESのこと
  • 従来型SESの弱点(多重下請け・下流固定・スキルが伸びない)を、AI前提の設計で組み替える
  • エンジニアが選ぶときの3つの軸:AI活用が標準か/案件を選べるか/市場価値が上がるか

AIネイティブSESとは

AIネイティブSESという言葉を、自分たちはこう定義しています。AIを案件の一部として扱うのではなく、案件の選び方、開発のやり方、人の育て方まで、AIを使う前提で組み直したSESのこと。

AIネイティブSES=「AIを使う案件がある」ではなく、「働き方そのものにAIが組み込まれている」SES。

ここが普通のSESとの分かれ目です。多くの会社は「AI案件もあります」と言う。でも案件の一部にAIが乗っているだけなら、配属が変われればAIから離れます。前提が違う。

従来のSESと、何が違うのか

自分はSESの現場をやってきて、構造的な弱点をずっと見てきました。多重下請けで中間マージンが抜かれる。下流の作業に固定されてスキルが伸びない。評価が不透明で還元が低い。AIネイティブSESは、この弱点をAI前提の設計で組み替えます。

従来型SESAIネイティブSES
開発の前提人手でコードを書くAIエージェントと協働して実装する
スキルの伸び客先の作業に依存するAIを使いこなす力が標準で身につく
案件割り当てられる選べる(市場価値で決める)
商流・還元多重下請けで薄まる直取引・高還元に寄せる
AIとの距離案件しだいで離れる働き方に組み込まれて離れない

なぜ今、AIネイティブSESなのか

理由ははっきりしています。コードを速く書くだけのエンジニアは、これから単価が上がりにくい。その部分はAIが巻き取るからです。価値が上がるのは、AIに何をやらせるかを設計できる人、AIと組んで成果を出せる人。

だから「AIを使える環境にいるかどうか」が、エンジニアのキャリアを左右します。AIネイティブSESは、その環境を働き方ごと用意する、という発想です。

エンジニアが見るべき、3つの軸

AI活用をうたうSESは増えました。でも看板とAI実務の濃さは別です。会社を選ぶとき、自分なら次の3つを見ます。

01
AI活用が“標準”か(一部の案件だけになっていないか)
02
案件を“選べる”か(市場価値でキャリアを決められるか)
03
市場価値が“上がる”設計か(育成・還元・上流接点)

この3つが揃っていれば、客先に常駐するだけで終わりません。AIを使えるエンジニアとして、自分の市場価値が積み上がっていきます。

日本AIセンターが、自社で実践していること

自分たちは、この考え方を評論ではなく自社で実践しています。会社の社内システムは、自分がAIエージェントと一緒にゼロから内製しました。営業も採用も開発も、AIエージェントと協働して動かしています。

AIエージェントと協働して、社内システムから日々の業務までを動かしている。
AIエージェントと協働して、社内システムから日々の業務までを動かしている。

その実装の生々しい記録(社内システムをAIエージェントと内製し、1,587社へ苦情率0%の配信を回すまで)も、追って公開していきます。AIネイティブSESが本物かどうかは、自社でどこまでやっているかに出ます。

よくある質問

Q. AIネイティブSESとは何ですか?
AIを案件の一部として扱うのではなく、案件選定・開発フロー・育成までをAI活用前提で設計したSESのことです。「AIを使う案件がある」ではなく「働き方そのものにAIが組み込まれている」点が、従来型SESとの違いです。
Q. 普通のSESと何が違うのですか?
従来型SESは多重下請け・下流固定・低還元になりやすく、配属しだいでAIから離れます。AIネイティブSESは、AIエージェントとの協働を前提に、案件を選べる・市場価値が上がる・高還元に寄せる、という設計になっています。
Q. 未経験でもAIネイティブSESで働けますか?
AIを使う前提で育成が組まれているため、AIを学びながら市場価値を上げたい人に向いています。大切なのは、AI活用が一部の案件だけでなく標準になっているかを確認することです。
Q. AIネイティブSESの会社をどう見分ければいいですか?
「AI活用が標準か」「案件を選べるか」「市場価値が上がる設計か(育成・還元・上流接点)」の3つを見てください。看板ではなく、その会社が自社でAIをどこまで使っているかに、本物かどうかが出ます。
石田 陽希
石田 陽希
日本AIセンター株式会社 代表取締役CEO / FDE(Forward Deployed Engineer)
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